無印良品のアロマオイルは高い?!

無造作に置かれたエッセンシャルオイル

発売以来、高い人気を得ている無印良品のアロマオイル。

けれども今や専門店はもちろん、ふつうの生活雑貨店や、100円ショップでも様々な種類が売られているアロマオイル。

巷にはもっと安い商品も並んでいるのに、無印良品のアロマオイルは「なんだか高いなぁ」と感じてしまうこともあるかもしれません。

小さな小瓶でこの値段は手が出しずらい… そう思ってしまうのも無理もありません。

それなのに、無印良品のアロマオイルはとても良く売れています。一体どうして?

ここでは、その理由をひも解いてみたいと思います。

無印のアロマオイルの価格はどうなのか?

結論から言うと、決して高いとは言えないと思います

むしろ、「安い」かもしれません。正確に言うと、配合成分を考えると安いんじゃないかということです。

ここで、アロマオイルと言われるものについて少し整理してみたいと思います。

エッセンシャルオイル ~ 精油 ~ アロマオイル?

普段、アロマオイルと似たような種類の言葉として、「エッセンシャルオイル」や「精油」という言葉を聞いたことがないでしょうか?

わかってるようで、よくわからない(笑)この三つの言葉の違いについて見ていきたいとおもいます。

エッセンシャルオイル

「エッセンシャルオイル」とは、植物の花や葉、果皮、根、樹脂などから抽出された、純度100%の天然の香り成分(揮発性の油)のことを言います。

アロマテラピーで使われるのはこのエッセンシャルオイルで、アルコールなどを含む合成香料とは明確に区別されています。

とても高濃度に濃縮されているため、わずか数滴で香りをはじめとした様々な効能を発揮しだします。

精油

「エッセンシャルオイル」 ≒ 「精油」で、日本語ではエッセンシャルオイルとほぼ同じ意味で使われています。

要するに同じです。

アロマオイル

エッセンシャルオイル(精油)から化学的に合成された香料(例えばフレグランスオイルなど)までも含んだ、広い意味で使われる言葉です。

そのため、エッセンシャルオイル(精油)も人工的に香り付けされたオイルも、一括りに「アロマオイル」と呼ばれてしまうこともあります。

図にするとこんな感じかもしれません。

アロマオイル 概念図
用途から見るエッセンシャルオイルと合成香料の違い

アロマオイルと言えど、良くも悪くも、使い方によっては少なからず人体に影響を及ぼします。エッセンシャルオイルは芳香浴だけでなく、マッサージや入浴で使用することもできるといった話を聞いたことがあるかと思います。その場合も「原液」のまま使用することは絶対に避け、「キャリアオイル」という植物油などで薄めてから使うことが原則とされています。

純度100%のエッセンシャルオイルでさえ、皮膚への直接の使用はとても刺激の強いものであるため(もちろん飲用することも大変危険)、合成香料の用途は芳香浴に限られるかと思います。

無印良品のアロマオイルは精油

はい、そして、無印良品のアロマオイルは純度100%、天然のエッセンシャルオイル(精油)なんですね。

精油は大量の植物から、ほんのわずかしか抽出することができないため、価格はそれ相応のものになってしまいます。

とは言え、無印良品のエッセンシャルオイルが他のブランドのものと比べて決して高いとも言えません。

エッセンシャルオイルの価格もピンキリなので単純比較はできないのですが、オレンジ(オレンジスイート)を例に著名ブランドの物と比較をしてみました。

価格はいずれも2022年12月正規価格
ブランド製品税込み価格*
無印良品スウィートオレンジ 10ml\890
生活の木オレンジスイート 10ml\1,650
フレーバーライフスイートオレンジ 10ml\880
プラナロム(健草医学舎)オレンジ・スイート 10ml\2,530
ニールズヤード レメディーズオレンジ・オーガニック 10ml¥2,420

大概のブランドがアロマを専門に扱っているため、一部を除き、ほとんどが無印良品より高めの価格になっていることがわかると思います。

無印良品のエッセンシャルオイルは、「ふだん使いのアロマオイル」だったり「ふだんの生活の一部としてアロマの香りを」といった様なコンセプトで商品企画されてると想像されますので、このように抑えた価格設定になっているのだと思います。

ちなみに、価格が低いからといって無印良品の精油の品質が低いというわけでは全くありません。

せっかくですので、無印良品のお薦めかつ人気のエッセンシャルオイルを3つほど紹介しましょう。

とは言え、安いに越したことはない?!

無印良品の精油は1ml換算にすると最安の部類に入るのかもしれません。

けれど、もう少し安く手に入れることはできないものか? そんなお気持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

特に、これからアロマを始めてみたいなと思われてる方なら尚更です。悩ましいところです。

しかし、実は、精油を実際に使用してみると分かってくる盲点というものも存在しますので、その辺りを以下に記してみたいと思います。

エッセンシャルオイルにも寿命がある

ところで、エッセンシャルオイルには使用期限というものがあります。また、空気や光にあたることで劣化が進み、香りも変質していきます。

実は無印良品の精油は10mlサイズからの販売となっています。

これは頻繁に使用する場合は別として、そうでなければ、なかなか減っていかない量なんじゃないかと思います。

これが例えば、3mlサイズの物であれば、使い切る前に鮮度が落ちるということもありませんし、お試しで幾つかの香りを順番に楽しむといったことも可能になってきます。

そういう意味では、特定の香りのヘビーユーザーでもない限り、3mlサイズくらいのものを鮮度が落ちる前に買い替えていくほうが理にかなってるような気がします。

生活の木は3mlから

前述のブランド比較のところでも登場しました「生活の木」は、ハーブやアロマテラピーの専門ブランドとして有名。

無印良品より精油の価格は高いのですが、3mlからの商品展開をしています。

容量が少ない分、手の出しやすい価格になっているところが魅力です。


生活の木 オレンジスイート 3ml

特に生活の木で一番人気のあるラベンダー、ティートゥリー、オレンジスイート( 各3ml)がセットでお得な価格で売られてたりします。

フレッシュな精油を色々試すことができたり、鮮度が落ち切らないうちに交換していけるという意味では最適なんじゃないかと感じています。


生活の木 アロマオイル エッセンシャルオイル 3本セット (ラベンダー フランス産 ・ティートゥリー・オレンジスイート 各3ml)

最後に

無印良品のアロマオイルは純度100%の精油であること、10mlからの販売であることから、場合によっては高いと感じてしまうこともあるかもしれません。

しかし、1mlあたりの値段はとても安く、品質も悪くありません。

仮に「ついで買い」で無印のアロマオイルを買ったとしても、他の無印の商品同様、それは決して間違った買い物ではありません。

無印良品は2020年からAmazonでの出店も始まり、購入のチャンネルが増えて嬉しいかぎりです。

在宅ワークの続く方は特に、アロマオイルを生活に取り入れて心と身体をリフレッシュされてみてはいかがでしょうか。

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